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新種「Aliz」が1,020件
コンピューターウイルス届け出

 情報処理振興事業協会(IPA)6日まとめた11月のコンピューターウイルスの届出状況によると、月間届出2,766件のうち、新種のAlizウイルスが1,020件を占め、新種ウイルスとしては過去最高を記録した。
 Alizウイルスは、パソコン内部のファイルなどを破壊しないため実害は少ないが、送られてくるとメールを開いただけで感染し、アドレス帳に登録してあるアドレスに、同じAlizウイルスを送りつける特性がある。このためウイルスの感染が急速に拡大したと見られる。
 Aliz以外にも、同様にアドレス帳にあるアドレスに勝手にウイルスを送付するウイルスが11月には新たに二つ届出があった。二つとも届け出件数は少なかったものの、パソコンのパスワードが漏洩したり、様々なファイルを壊すなど悪質だった。
 IPAでは、年末年始の時期には、クリスマスカードや年賀状に見せかけたウイルスが出回る可能性が高いとして注意を呼びかけている。

2001年12月7日 読売新聞より

「プロバイダー責任法案」今国会成立へ
「正当な批判」か「中傷」かネット書き込み 難しい判断
 名誉を棄損するインターネット上の書き込みなどをめぐるトラブルについて、接続プロバイダー(ISP)の責任などを定めた「プロバイダー責任法案」(ISP法案)が今国会で成立の見通しとなった。一定の条件を満たせば、プロバイダーが書き込みを削除しても損害賠償を免れる仕組みだが、紛争に巻き込まれることを嫌がって安易に書き込みを削除する傾向が強まるのではないか、との懸念も強い。ネット上の表現の自由にどう影響するのか、法案を検証した。

■増える紛争
 警察庁のまとめによると、ネットの悪用による昨年の相談件数は1884件。「ネットオークションで落札したのに商品が届かない」といった詐欺まがいの被害や「出会い系サイトで知り合った男から脅迫メールが送られた」などの相談のほか、「インターネット掲示板に自分の住所、名前と中傷文を載せられ、多数の迷惑電話を受けている」など深刻なケースもある。名誉棄損・著作権法違反事件として扱われるのはほんの一部に過ぎないが、それでも99年は33件、00年は54件と増加し、今年上半期だけで28件を数えている。
 こうしたトラブルを抱えたプロバイダーは、紛争解決のためとはいえ、問題を起こした会員の情報を不用意に開示すれば電気通信事業法で課されている守秘義務違反となりかねないし、書き込みを削除すれば「表現の自由を侵害された」として会員から損害賠償を求められる恐れもある。また、放置すれば、被害者側から訴えられる可能性もあるなど「板挟み」の状態になっていた。
 こうした事態を受け、総務省(旧郵政省)の研究会が昨年12月、迅速な対応を図るための法整備を求める報告書を提出し、同法案が今臨時国会に提出された。

■損害賠償を免責
 法案の正式名称は「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律案」。
 「特定電気通信役務提供者」は、プロバイダーなどの電気通信事業者に限定せず、同じようなサービスを提供している大学や企業、個人も含む。対象は、プロバイダーが会員に提供する掲示板サービスやウェブサイト開設サービスで、他人を誹謗・中傷したりする書き込みや、音楽データ・ビジネスソフトなどの著作物を無許可で配布するといった権利侵害。プロバイダーは、「他人の権利が不当に侵害されていると信じるに足りる相当の理由があったとき」や被害者からの書き込みの削除要請を受けて発信元の会員に照会し、7日たっても意義の申し立てがなかった場合は損害賠償を求められても免責される。
 また、被害者が損害賠償を求めて訴訟を起こす際、被告を特定するために必要な発信者情報の開示を求める権利を創設した。ただし、プロバイダーは仮に発信者情報を不開示にする場合でも「故意または重大な過失」がない限り免責されることにしている。

■表現の自由制約
 しかし、法案に対してはネット上の表現の自由を制約する恐れがあるとして懸念する声も小さくない。
 例えば、99年に注目を集めた東芝のサポートサービスの対応を批判したウェブサイト。市民が大企業などを相手に告発する手段としてインターネットの影響力の大きさが初めて一般に認識された。また、ウェブ上での内部告発も現れているが、こうしたケースは「他人の権利を侵害」することになるのだろうか。また、国政選挙を前に公開されるようになった「落選運動」サイトや汚職の疑いのある議員に辞職を求めるサイトはどうなのか。
 正当な批判と中傷は紙一重の関係に近い。このため、果たして大小あるプロバイダーがそこまで自ら判断し得るのか疑問の声も大きい。
 実際、大手プロバイダーのある法務担当者は「面倒な訴訟に巻き込まれたくないプロバイダーにすれば削除する方向に走りやすくなるだろう」と予測する。また、別の大手プロバイダーのケースでは、現在でもトラブルが発生して発信元の会員に通知すればほとんどが削除に応じているといい、当事者同士が了解すれば双方を直接会わせて話し合いをさせるといった「仲介」まで行うこともあるという。
 研究会委員の一人、牧野二郎弁護士は「現状でも発信者情報の開示請求訴訟は起こせるので、この法案を緊急に成立させなければいけない理由はない。しかも法案は表現の自由を制約することにもなり得る。必要なのは削除の判断をプロバイダーに任せるのではなく、研究会報告でも求めたように第三者による準司法的な救済制度の整備だ」と指摘する。
 インターネットの名誉棄損事件に詳しい関西大の園田寿教授(刑法)も「法案に『他人の権利が不当に侵害されている』とあるが、基準は非常にあいまいで、専門家でも判断に迷う。『問題のある情報』はこの法律が成立すればなくなるかもしれないが、同時に適法な情報もつみ取ってしまう。非常に効果の大きい抗生物質のような法案だ」と懸念を隠さない。

 法案は今月9日に参院を通過し、20日の衆院総務委員会で質疑の後、採決の見通し。参院総務委員会では、表現の自由や通信の秘密を守るため、「(プロバイダーによる)削除や発信者情報が乱用されることのないよう配慮」することを政府に求める付帯決議をした。
2001年11月20日 毎日新聞より

受講者数足りません
相次ぐ定員割れ 交付金の返還も

 国のIT(情報技術)普及政策に基ずいて県や市町村が開催している無料IT講習会の定員割れが相次ぎ、当初目標としていた受講者55,000人を確保できない恐れが出ている。本年度中に目標に達しないと、国から交付されたIT講習推進特例交付金の一部を変換しなければならず、県情報ハイウエー活用チームは「交付金を返すよりは、この機会にできるだけ多くの県民に受講してもらいたい」と受講を呼びかけている。
 今年1月からスタートした県内の無料IT講習会の受講者は、9月末までで県と市町村分を合わせ約27,000人。来年3月までの目標数55,000人の半分にも満たない。1−6月までは応募者が殺到し、店員をオーバーするケースが続出したが、7−9月の3ヶ月間では、募集定員23,800人に対して、受講者は13,100人にとどまり、定員を10,700人も下回った。
 受講者が7−9月のペースで推移すると、目標に達するのは難しい状況。本県には国からIT講習推進特別交付金として6億8300万円予算措置されているが、目標を下回った場合、それに見合う金額を国に返還しなければならないことになっている。IT普及を進める同チームは「交付金を返還する事態も想定せざるを得ない」と懸念をしめす。
 全国的に見ても、地方の自治体ほど都市部に比べてITへの関心が低い傾向にあるといえ、関係者は「無料でIT講習を受けるチャンスなのに、もったいない」と漏らす。受講者が伸び悩む原因は把握できていないものの、講習会参加へのきめ細かい働きかけなどPRが不足していることも一因と見られている。
 県主催の講習会では今月から、できるだけ受講しやすい環境を整えようと、受講中に無料で乳幼児の世話をする「託児制度」を導入。各地のボランティア団体の協力を得て、受講者の託児希望に対応している。今月17日からは、視聴覚障害者の受講にも応じるし態勢が整う。
 一度の講習でパソコン操作の基本をこなし切れなかった人のために、現在は再受講も可能となっているほか、表計算などの応用講習も開かれている。60歳以上の人だけが集まり、ゆっくりしたペースで学べるシルバー講習も計画されるなど、IT講習会への参加を促すさまざまな企画が持ち上がっている。

2001年11月15日 秋田魁新聞より

ウイルス「ニムダ」の変種
日本でも被害60件超す

 世界中に被害を及ぼしたコンピューターウイルス「ニムダ」の変種が日本にも上陸し、すでに60件以上の感染被害が確認された。
 変種は「ニムダE」呼ばれ、先月末にも、米紙「ニューヨーク・タイムズ」社内ネットワークが感染、数時間に渡って同紙のホームページへのアクセスが困難になり、一時「テロ攻撃か」と騒ぎになった。
 原種と同じく自己増幅力が強いワーム型ウイルスで、閲覧ソフト「インターネット・エクスプローラー(IE)」を使い、感染されたサイトを閲覧すると感染し、アドレス帳にあるメールの宛て先に、ウイルス入り添付ファイル付き電子メールを送信する。メール受信に「アウトルック」「アウトルック・エクスプレス」を使っていると、添付ファイルを開けなくても感染する。
 原種との違いは、添付ファイル名が「sample.exe」となっているなど、ごく表面的な部分だが、原種の対応ソフトは効かない。
 ウイルス対応ソフト会社「トレンドマイクロ」によると、対策はIEと手持ちのウイルス対策ソフトを、それぞれ更新すること。同社は「ニムダ系ウイルス以外にも、同様にIEの欠陥を悪用する”便乗ウイルス”も登場しており、万全を期すには、特にIEをこまめに更新する事が不可欠だ」と話している。

ニムダに関する情報提供サイト

マイクロソフト
   
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/nimdaalrt.asp

シマンテック
   http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/nimda.html

トレンドマイクロ
   http://www.trendmicro.co.jp/nimda/

日本ネットワークアソシエイツ
   http://www.nai.com/japan/virusinfo/nimdatmp.asp

2001年11月13日 読売新聞より

県民への普及一段と
でも今後は買い控え

 北都銀行くらしと経営の相談所はこのほど、県内のパソコンや携帯電話の利用状況などについてアンケートした調査結果をまとめた。「家庭にパソコンがある」との回答が前年より急増し七割近くに達するなど普及は著しいが、今後は買い控えの傾向があるなど、県民のさまざまな情報技術(IT)事情がうかがえる。アンケートは6月、無作為に選んだ県内の勤労者1,350人のうち726人(男371人、女355人)が回答した。
 職場や家庭でパソコンを「よく使っている」と回答したのが38.7%、「たまに使う」が38.3%で、順位が前年と逆転。「使っている」の合計は77.0%で2.7ポイント上昇した。「使っている」を年代別で見ると、20代後半(86.9%)と30代前半(82.7%)が高水準で、51歳以上は49.3%だった。
 パソコンを「自分でもっている」と答えたのは45.2%で、前年より11.6ポイント上がった。「家族が持っている」も22.2%あり、両者を合わせた「家庭にパソコンがある」が67.4%で14.5ポイントの大幅アップ。
 自己所有者を性別でみると、男性は60.4%、女性は29.3%。男女間の開きがさらに拡大した。年代別では、20代後半と30代前半で50%台と高い。
 パソコンの購入予定(買い替えなど)については、「予定なし」が69.0%1.2ポイント上昇。一方、自分や家族の「購入予定あり」は31.0%で1.2ポイント減。
 パソコンの購入動機は、「インターネットをやりたい」が56.4%でもっとも高い。以下、「仕事で使う」51.6%、「電子メールをやりたい」25.8%などが続く。上位の二項目が前年より4ポイントほど伸びたが、他はほとんど減っている。
 携帯電話(PHSを含む)の普及ぶりも目立つ。「自分が持っている」が79.1%で、「家族が持っている」を含めると、4.6ポイント高い93.8%に達する。一方、購入予定については「ない」が78.6%で、自分や家族に「予定がある」21.4%を引き離しパソコンと同様の傾向となった。
 北都銀行くらしと経営の相談所は「大半の人にパソコンや携帯電話が行き渡った飽和感や、不況による買い控えが要因ではないか」と話している。

2001年11月7日 河北新報秋田県版より

IT教室もっと活用を 会計検査院
学校間で利用格差年間9時間以下 小学校の37%も

 情報技術(IT)教育のため小中学校に整備されたコンピューター教室の利用回数や授業内容に学校間の開きが大きく、一クラス当たり週一時間以上利用している小学校は調査対象の約6%にとどまることが三日、会計検査院の調べで明らかになった。
 検査院は文部科学省に、来年度から複数の科目にコンピューターを取り入れることを盛り込んだ新学習指導要領が適用されるのに向け、IT教育の学校間格差を是正することなどを求めた。
 検査院は、九五ー九九年度にコンピューター教室を作った二十二都道府県の小学校約千二百校、中学校約三百校の昨年度の利用状況などを調査。小学校では教室を一クラス年間三十五時間(週一時間)以上利用したのは約6%で、九時間以下の学校が約37%あった。
 低学年では機器の起動や終了など基本操作しか教えない学校がある一方、インターネットでの資料収集や電子メールの使い方を教える学校もあった。中学校でも週一回以上の利用は約21%にとどまっていた。

2001年11月4日 秋田魁新聞より

北東北3県の観光情報 HPで一堂に
みちのく夢ネット公開スタート
 本県と青森、岩手の北東北三県の観光や産業などに関する情報を一堂に紹介するインターネットのホームページ「みちのく夢ネット」が一日、スタートした。
 夢ネットは、一九九九年の北東北知事サミットで合意されたもの。今年七月から九月までオープンした三県による「みちのくバーチャル・エキスポ」の内容を引き継ぎ、観光・物産情報が検索できる「みちのく夢サーチ」を付け加えた。
 北東北の歴史を舞台に繰り広げるゲーム「みちのくエクスプレス」や、オンラインで買い物ができる「みちのくバーチャルモール」などが利用できる。
 今後、商品やイベントの情報を発信する「みちのく業界情報」(十二月公開予定)、三県にある企業のホームページにリンクする「みちのく企業サーチ」(来年二月公開予定)などを盛り込みながら、内容を充実させていく。
 ホームページのアドレスは、http://www.michinoku-yume.net/
2001年11月2日 読売新聞秋田版より

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